MacでLaTeXを爆速インストールして使う方法
大好きな皆さん、こんにちは。今日は、LaTeXほとんど使えないマカーのために、爆速でLaTeXをインストールして、さらにはLaTeX式を入力するための方法をお教えします。
LaTeXのインストール
LaTeXに必要なアプリケーションは、全部で2つです(空のMacにインストールしたわけではないので、もしかしたらもっと必要かもしれません。ご指摘お待ちしています)。
BasicTeX
MacTeXというのがあります。普通に「Mac TeX」とかでググると、MacTeXをインストールするように誘導されますが、ファイルサイズが2.1GBもあります。
実は、MacTeXの、基本となるソフトウェアだけ詰まった、BasicTeXというのが配布されているので、ぜひともそちらを使いましょう。64MBしかないので爆速です
上記サイトmorepackagesの最下部にある、BasicTeX.pkgをダウンロードして下さい。中身はpkgファイルなので、適当にインストールすれば良いです。
BasicTeXがインストールできたら、あとは自由にLaTeXが使えるようになるのですが、これだと少し不便です(例えば、いちいちターミナル上でTeXのテキストからpdfに変換したり)。そこで、GUIから使えるソフトウェアを用意します。
LaTeXiT
爆速でLaTeXを使うには、2つ目に、LaTeXiTがほしいところです。サイトを見るとわかりますが、Keynoteに簡単に貼り付けられたり、まあ便利です。爆速の第一歩です。
上記サイトのダウンロードのページより、最新のLaTeXiT.dmgをダウンロードして、インストールして下さい。dmgファイルはファイルのアーカイブみたいなものなので、中のLaTeXiT.appをApplicationsフォルダに入れてあげると良いかと思います。詳しくはググれ
LaTeXを爆速で入力
この記事の趣旨は、僕みたいなへっぽこでもLaTeXのCool(笑)な数式をKeynoteに貼り付けたりすることです(後にご紹介しますが、結構見た目違います)。できればLaTeX記法書きたくない、ということで、Grapher使います。
Grapherで数式
Grapherは、Macに標準で入っているソフトウェアです。Grapherを起動すると、「新規グラフ」とか言われるので、まあなんでもいいっちゃいいんですけど、例えば「White」とか選択してみるといいかと思います。その中に、上段に数式いれられそうな領域があるのは、さすがの俺でもわかります。
この数式エディタが素晴らしいのは、入力が簡単なことです。例えば「a/b」と入力して下さい。勝手に分数表記がされます。他にも、^とか_とか、Option+Wとか、数式が爆速で入力できます。
Grapherで入力した式は、そのままコピー出来ます。数式を右クリックして、「イメージをコピー」からPDFを選ぶと良いかと思います。そのままでもいいっちゃいいんですけど、やはりLaTeXのレンダリングの方が綺麗です。その参考画像が以下です。ラプラス変換なあたりが理系っぽいと感じた文系の方には、理系大学生もWikipedia使うんだぜってことを言っておきます。
※Grapher(上)とLaTeX(下)の比較
そこで、LaTeXでレンダリングしてもらう前段階として、同様に右クリックすると、「LaTeX式をコピー」というメニューがあります。ここでコピーしたLaTeX式を、次に使うLaTeXiT.appで使います。
LaTeXiTでLaTeXを描画
GrapherでLaTeX式をコピーしたら、LaTeXiTに貼り付けて「LaTeX it!」します。綺麗な数式ができたので、同様に、数式を右クリックして、「イメージをコピー」します。このときも、pdfにすると良いと思いますね。
コピーしたものは、Keynoteにも貼り付けられます。
終わりに
流れとしては、
- Grapherで数式を書く(LaTeX式が書ける人は、Grapher使う意味はあまりないですね)
- LaTeXiTに貼り付けて描画
- コピーして適当に貼り付けたり、PDF形式で書きだしたり という感じです。
爆速じゃない感じもしないでもないですが、ショートカットキーなどを利用するとかなり早くなります(BetterTouchTools使うのも手ですかね)。