病みつきエンジニアブログ

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AWS の CloudWatch Logs を便利に見れる GUI 環境を作ってみた

github.com

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screenshot

コンセプト

先行アプリケーションとして awslogs という CLI がある。これを GUI = ブラウザで見れるようにしたもの。なので awslogs-gui、awslogs-api という名前だし、パラメータやデフォルトの挙動は awslogs に倣っている(API の依存ライブラリですらある)。

awslogs-api は awslogs の機能を API として提供していて、 Swagger も用意している。

awlogs-gui は awslogs-api を叩くための SPA として作っている。

CloudWatch Logs 公式管理画面の問題点

いくつか問題点があると思っている。

  • 管理画面の認証:AWSの管理画面が提供する認証方法しか提供していない。例えばイントラネットであればOK、 ベーシック認証、セッション時間を伸ばすなどができない(のもセキュアで正しくはあるんだけど)
    • へーしゃの場合だと Google 認証に統一しているが、セッション時間が短い。かつ、Switch Role して管理画面にたどり着くのが面倒(けど、これは僕が知らないだけで回避策があるのかもしれない、、、ので教えて欲しい)
  • ページング前提の UX
  • ログの表示順

その点 awslogs は大変重宝しているけど、全員(例えば非エンジニア)に使いやすいわけではない。もちろんCLIの方が便利なケースもある。

使ったもの

  • Vue
  • Vuex
  • Parcel (非Webpack)
  • element-ui
  • awslogs
  • Swagger (connexion)

いつものように Docker ベースで作成。

Parcel は、詰まらない限り便利なので、今後も簡単なユースケースに使っていきたいし、進化のスピードが速いので、僕がハマってた何かを誰かが解決してくれてるかもしれないし僕も解決していきたい。

Vue / Vuex で作ったもののソースコードを外に出すのは初めてだったりする、、、ギョームでも使ったこともないので、まだまだ汚い。

API の方では、Swagger と UI を提供している。初めて connexion 使ったが便利だった。

今後追加したい(してほしい)機能

  • Stream API で表示する
    • 実は awslogs-api の方はストリーム対応済み
  • awslogs のパラメータへの対応
    • これも awslogs-api の方では対応済み。というかフロント書いてる途中に飽きた
  • PWA または Local Storage を使った、ロググループなどのキャッシュ

社内ネットワークで使うための短縮URLサービス作った

社内専用環境とかで“性善説”に基いて運用できる、短縮URLを作ってみた。

github.com

demo

詳細は README に書いているが、

  • シンプルなUI
  • 命名もできるし、ランダムな文字列もいける
  • 既存の短縮URLの上書き(性善説だし :)
  • DynamoDBがバックエンドで安い
  • Dockerベース

ちなみに、イントラネットに置けるようにしたかったので、サーバーレスにはしてない。

モチベーション

Google社の勉強会とかにいくと、貼ってあるポスターに http://go/hoge みたいなリンクがあって(あるよね?)そういう“社内専用短縮URL”を実現したかった。

また、Slackのトピックには文字数制限があるが、どうしても制限を超える長いURLへのリンクを貼りたかったという事情があった。かといって、ここに貼りたかったリンクは社内専用の URL なので bit.ly とかの短縮 URL サービス使って短くするのも微妙だなということで作ってみた(例えば、社内のプロジェクト名などがURLからわかるのであまり出したくない)

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技術スタック

技術的に新しいことをやりたかったので、Nuxt.js 使ってみた。1ページしかないので完全にオーバースペックだけど。

Nuxt.js は Vue.js の基本スタックを前提としていて(Vue, Vuex, vue-routerなど)、SSRとかもできるし、静的サイトジェネレータとしても使えてよかったし自分のウェブサイトとかも置き換えていきたい。

最近 Webpack 疲れみたいなことを考えて、 parcel とかも試したりしつつ、「Webpackの設定ファイルのメンテいらず」みたいなのは筋が良いんじゃないかなーと思ったりしている。

favicon

favicon は絵文字の「🔗」なんだけど、 Emoji Favicons | Favicon.io のサイトで生成したものを使った。とりあえず favicon 作りたいときには便利そう

Gif動画

GIPHY という Mac のアプリが使いやすかった。(教えてくれた同僚Nさんに圧倒的感謝 🙇)

あとがき

このOSSは定時に食い込みつつ作ったので宣伝しておくと、JX通信社ではサクッとモノづくりするのが大好きなメンバーを募集しています

追記

ブコメありがとうございます。

CSRFの罠

CORSは考えていたのですが、CSRFは盲点でした; 気になる方はぜひPull Requestをお願いします!

DynamoDB使いたくない

Dockerベースで動くようになっているので、 dynamodb-local などで永続化することは可能で、実際 docker-compose では dynamodb-local を使っています。

現在は DynamoDB と密結合になっているので、MySQLPostgreSQLSQLiteなどがアダプターとして付け替えられるように設計を拡張すればいけるかなと思います。ぜひPull Requedstをお願いします!

また、「社内ネットワーク」という言葉がちょっとミスリーディングだったかもしれないですのですが、へーしゃはAWSを使っているのもあって「社内からしかアクセスできないAWSのネットワーク」を含めています。

年の瀬なので26歳の1年間を振り返る

エンディングノート」書いた

あと60年くらいは生きたいが、遺言書を書いた。

友人や祖母が亡くなったりするイベントがあったので1年前くらいから書こうとは思ってて、この度生活環境が大きく変わったので(とても良い)、引っ越しに合わせて、書いた。「遺産を誰に遺贈するか」「寄付」「葬式・納骨」について記載している。

実は数十万〜数百万での遺産トラブルというのも多いらしく、若い人にもエンディングノートを書いておくのをおすすめしたい(僕はわりと勝手にお金が貯まるタイプなので、4年も会社勤めしてるくらいの資産はある。新卒からそうなので、今の給与とは特に関係ない)。ちなみに、未婚の場合、遺留分は親に行く。

僕が書いたのはコクヨの遺言書キットだけど、Amazonエンディングノートとかでググると出て来て、結構カジュアルに書けるのでオススメ。

自分がこの1年で触った技術とか

この1年は、AWS、Docker、Python、Keras、サーバーレス、SPA、React、Vue、re:dash、ログ基盤、、、あたりを触ってた気がする。

特に去年に比べて新しいのは、SPA関連で、これは結構自分の身を助けた。社内サービス(XWire)の管理画面勝手に作ったり、プロトタイプツール作ったり。

DockerとSPA(特にVueは、楽だ。チーム開発には汚くなりやすいかもしれないが)は、「絶対にやった方がいい」と自信を持っておすすめしたいものだったりする。

来年はデータ可視化・分析周りと、SPA→アプリの分野(React Nativeなど)に殴り込みをかけたい。

あと、GoとRustにチャレンジしたい。

情報収集の方法

英語オンリーのアカウント作って、英語の情報アカウントとかをフォローしている。例えば、HackerNewsとか、海外の大御所とか、Github Trendingとか。はてブで入ってくる情報とはまた異なる種類の情報が入ってきて、大変良い。もっぱらこっちのアカウントをTwitterで開いている。

フォローしまくったら凍結されたりしたので(明らかに正しいTwitterの使い方なのだが...)Twitterアルゴリズムは頑張って欲しい。。。

最近思うこと①:時間の使い方

とあるブログ記事で読んだ「定時が、ギョームでいっぱいだったら『忙しい』状態」という話は、「そうだよなぁ〜」と感銘を受けたりした。

暇ができたらイノベーティブになるのかは知らないが、仕事での意思決定・技術選択の根拠になるのは、たいてい、仕事以外で得た知識だったりする。むしろ仕事だけで得た知識で意思決定している人がいたら、絶対に信頼したくない。

であればこそ、定時内に「仕事」以外の仕事をぶち込んでいかないといけないし、定時外にプロジェクトを増やしていかないといけない。いわば、「トリプルワーク」を来年はしていけたらなと思っている(いわゆる副業ということではなく)。

最近思うこと②:会社との向き合い方

僕は、(生涯)年収の最大化を目的として、僕のキャリアを今の会社にベット(Bet;賭け)している、のだと思うようにしている。今日でちょうど、2年間をベットしたことになる(実際にはそれ以上だが、、、)

リターンの期待値を最大化するのであればそれなりの賭け方があるし、逆に、ポートフォリオを組むこともできる。

最近思うこと③

最近、あらゆる不便を「繋がっていない、という感覚」と自分の中で言語化している。この言語化が、この1年で自分にとって最も価値の高いものだったかもしれない。

例えば、アプリのマーケティングをしてお金を儲けようと考えたときに、アドネットワークで広告配信して、ユーザーがアプリをインストールし、アプリ内でアドネットワークの広告を見てマネタイズする。さて、「アドネットワークAを経由したユーザーで、いくら広告が儲かったか」が“直接”わかるかというと、わからない(少なくとも無料では)。「このアドネットワークでプロモーションするとROIが高いですね」ということを知りたいのに、繋がってない、という具合。

この「繋がってない」を解決できるサービスを作りたいなと思っていて、解決できると「マジで便利」なのかなーと思っている。とは言え僕は飽きっぽいので、それをどうマネージメントするかに苦心している。

Python の開発に VSCode を使ってみた雑感

普段 Python 書くときに使ってるエディター

  • PyCharm (Vim Emulator を入れてる)
  • たまに Vim

PyCharm の気に入っているところ

  • 型推論がすごく良い。動的型付けな言語にとって、これはかなり良いメリット
  • Vim の Emulator が結構良い

PyCharm の不満

  • Vim の Emulator が入っているとはいえ、Vim じゃない
    • 例えばマクロがない
  • 普段 Docker、 docker-compose を使っているが、Docker内のデバッグ(リモートデバッグ)は有償版でしかできない
    • 体験版使ったときは、動きすらしなかった。同僚によると今は大丈夫らしい
    • 会社の予算で買ってもいいんだけど、ホスト(mac) で Python 動かせばいいので買うほどじゃない
  • direnv、flake8、mypy などのツール・ライブラリに対するサポートがない

VS Code の雑感

  • リモートデバッグ使える、すごい
  • 挙動がさくさく動く。Atomより気に入った
  • flake8、autopep8、mypy など外部ツールを最初から想定しているのが良い
  • direnvもエクステンションで行けた
  • 内部で ctags を使っているらしく、ctags 入れないといけないのにハマった(ドキュメントに書いてあった)

VS Code の不満点

  • 型推論が弱そう
    • 大きいプロジェクトだと、mypy のサポートもあんまり上手くいかない。設定が悪く import がうまくいってないのかもしれない。。。
  • PyCharm にある

VS Code のリモートデバッグ

  • 問題なく動いて感動
    • 自分は Docker 内でしか試してないが、恐らくリモート環境にあるサーバーでも動くだろう
  • 最初はセットアップがちょっと面倒くさい
    • ptvsd を Docker 内でインストールしないといけない
    • docker-compose の commandpip install ptvsd && python hoge.py した

VS Code の Vim Emulator

  • マクロが動く!すごい!
  • キーバインドが設定できないものがある。例えば、 vi( みたいにビジュアルモードに関係するやつが設定できなかった
  • .vimrc は読めないので個別の設定が必要
  • 一部の Vim プラグインにネイティブで対応してるっぽいのがすごい

総評

  • PyCharm に比べて、 外部ツールに対応しているのがすごく良かった
  • リモートデバッグできるのも良い
  • けど、型推論系が弱いのと、自動の import がなくてつらいのを解消したい

こうして人は拡張機能を作るのか。。。

「GraphQLは何に向いているか」に対してのちょっとした反論

k0kubun.hatenablog.com

非常に丁寧に書かれていると思うのですが、少し反論したい部分があるので、記載したいと思います。

GraphQLのキャッシュ効率について

クエリをパースしないとキャッシュの可否を判定できないため、HTTPキャッシュが難しい

こちらに関して、2つの観点から反論してみたいと思います。

まずに、GraphQL は GET リクエストでも送ることができます。Serving over HTTP | GraphQL によると、http://myapi/graphql?query={me{name}} のような URL の GET リクエストができます。(※そもそも、これ自体は GraphQL の絶対的な制約ではなく、 GraphQL を一般的に HTTP で提供するときのプラクティス、という位置づけです)

そして、GraphQL は 1 回のリクエストで送らなければならないわけではない、ということです。

私は JX 通信社 で NewsDigest というニュースアプリを作っています。例えばニュースアプリであれば、「フィード」というキャッシュ効率の高いものあれば、「ユーザーの設定」というキャッシュできないものや、書き込むものもあります。このような例であれば、キャッシュ効率の高いリクエストとキャッシュ効率の低いリクエストをわけ、さらに mutation の操作のみ POST リクエストを送れば、CDNなどでもキャッシュ可能です。

これは REST API であれば、 GET /feedGET /settingsPOST /settings というリクエストにわかれるわけですが、 GraphQL の方が特別キャッシュしづらいというわけではない のではないかと思います。(※もちろん、リクエストをわけると GraphQL のメリットは下がります)

弊社がGraphQLを採択してみた理由

厳密には採用したものをリリースしようとしている段階ですが、弊社で GraphQL を採用したかった理由を述べたいと思います。

GraphQL に感じる大きなメリットの1つは、API と型とドキュメントがパッケージ化されている ことです。もちろん、 JSON Schema や API Blueprint を組み合わせることもできます。しかし、これがパッケージ化されていて、「GraphQL」という技術の標準規格であり、後付けの技術ではないというのは大きなメリットだと思います。「GraphQLのドキュメント読んどいてください」「GraphiQL触ってください」で話せるわけです。

もう一つは、 GraphQL はクエリが定数であり、「どうリクエストするか」を定数化できる というところです。このメリットが触れられていることを見たことがないのですが、これは GraphQL にしか解決できない(?)大きなメリット だと思います。「定数化」というのはどういうことかというと、 { hoge { fuga, piyo } } みたいな「どのオブジェクトを取得し、このフィールドが必要である」という情報を「定数」として、AndroidiOSJavascript、サーバーサイドで共通化できる、ということです。例えば「アプリ立ち上げ時にはこのリクエストを送って下さい」という指示を、クエリ定数 として、各プロジェクトで共通化でき、サーバーサイドのスナップショットテストでクエリの互換性を担保したり、、、みたいなこともできます。

※ 「クエリを定数化」と書いてしまったのですが、クエリ自体が定数なので(その代わりに引数や変数の概念がある)、表現を修正しました

逆に、GithubFacebook のようにリソースが多かったり、サーバーサイド開発者がクライアント側を書いたりは(あまり)していません。

また、キャッシュ効率について「CDNでもキャッシュできる」とは述べたのですが、フィードのパーソナライゼーションなどが必要になるので、採用していません。

個人的に考えるGraphQLの大きな問題

クエリのパースが複雑なため、ライブラリ依存になる、という点です。

例えば、2017 年 9 月現在、 Python の GraphQL ライブラリには次のように書いてあります

This library is a port of graphql-js to Python and currently is up-to-date with release 0.6.0.

0.6.0 は 2016 年 5 月の実装です。「各言語ごとの GraphQL ライブラリが対応してないものには対応できない」という潜在的な問題を含んでいることになります。もちろん、OSS なので Contribute すれば良い、ということでもあるのですが。

もう一つ、一般的に HTTP 上の GraphQL のレスポンスはオブジェクト(連想配列)を返すので、でかい配列データ(ニュースフィードなど)を JSON Streaming でインクリメンタルに表示する、みたいなのが難しいんじゃないかなーと思ったりもします。

GraphQL を採択すべきでない理由をあげるなら

GraphQL は、あまり何かを制限するものではありません。 RESTful API のように使うことも一応可能です。

したがって、「GraphQLを使うべきでない」というケースというのは「RESTful API のような使い方ぐらいしかしないからオーバーエンジニアリングだ」というときなんじゃないでしょうか。

まとめ

  • GraphQL は何か制限をするものではない
  • GraphQL は型やAPIドキュメントをパッケージ化していて、クエリを定数として共有できるのもメリット
  • GraphQL が適さないケースは確かにあるが、キャッシュは問題ではないと考えている

GraphQL がもっと広まるとうれしいです。3 年後には「何だったのか」って総括されてそうですけど。笑

以上です。

補足

ブコメありがとうございます!

id:koyancya

定数クエリ、REST のエンドポイント増やすのとは何が違うのだろうか

ニュースアプリとかの場合を想定して、例えば、アプリの立ち上げ時に「トップのフィード」「ユーザー設定」を同時に読み込みたいとします。これはGraphQLでは次のように表現できます(※実際には引数や変数を宣言しますが、クエリ自体は定数です)。

GET /graphql

{
  feed {
    title, createdAt
  }
  setting {
    subscription, prefecture
  }
}

一方で、GraphQL でない場合、これを「定数」として縛ろうとすると、次のようなエンドポイントを生やす感じになってしまうかなと思います。

GET /app_startup

これでは、そもそも RESTful ではなくなってしまいます。また、「やっぱり立ち上げ時は、ユーザー設定読み込むのやめよう!」となったとき、API側を変更する必要が出てきてしまいます。GraphQL の場合、リソースを宣言してさえおけば、フロント側だけでリクエスト方法を固定できます。(で、答えになっていれば良いのですが・・・!)

Puppeteer を CLI で動かす Docker イメージ作った

また新しい Docker イメージ作ったので紹介する。

https://hub.docker.com/r/yamitzky/puppeteer-cli

Puppeteer とは?

github.com

Chrome Headless を Node で触るためのライブラリで、URLを見ると分かる通り、 Chrome のチームが出しているものです。

Puppeteer-CLI は?

Puppeteer を CLI から動かす、 Docker イメージです。現在は、スクショを撮る機能のみ対応しています。

Chrome Headless そのものを Docker で動かすのに比べてのメリットは、

  • Docker での連携を前提にしていて、 標準出力にスクショ結果を吐き出すことができる ※Base64エンコードされています
  • CSSを埋め込めるので、日本語フォントとかも行ける
  • 今後の発展性 ※ 現在は未対応ですが、今後 puppeteer のコードを実行できるようにしたいです。

使い方

標準出力に吐き出すときは、

docker run -it --rm yamitzky/puppeteer-cli --url https://yamitzky.com

日本語対応するときは、

docker run -it --rm -v "$PWD:/tmp" yamitzky/puppeteer-cli --url https://yamitzky.com --out /tmp/example.png --delay 1000 --css 'https://fonts.googleapis.com/earlyaccess/notosansjapanese.css' --style 'font-family: "Noto Sans Japanese"'

といった感じで動かせます。 Noto フォントシリーズは、韓国語とか中国語にも対応しているものもあるので、読み込ませるCSSの設定を変えればいろいろできます。

Options:
  --width   Width of viewport
  --height  Height of viewport
  --out     File path to save. If `-` specified, outputs to console in
            base64-encoded                                        [default: "-"]
  --delay   Delay to save screenshot after loading CSS. Milliseconds
  --css     Additional CSS URL to load
  --style   Additional style to apply to body
  --url                                                               [required]

Examples:
  index.js --url=https://example.com

なんで標準出力に吐き出せると嬉しいの?

だいたい、こんな感じの使い方をイメージしています。

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ECSの場合、標準出力に吐き出されたログを、CloudWatch Logsに出力することができます。CloudWatch Logs から Lambda を発火させて、 Lambda から Slack に投稿したりできそうだなーと思った次第です。

チーム開発における「ニワトリ」が適切に鳴くために

アジャイルスクラムとかの文脈で「ニワトリ」と「ブタ」という概念がある。

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その言葉自体は結構ググれば出てくると思うんだけど、一つ寓話を引用してみる。要は、「ニワトリとブタ」のプロジェクトメンバーが「ハムエッグ」を作る上で、「ブタ」は自分の身を削っているのに対し、「ニワトリ」は身を削っていないですね、ということ。

ニワトリとブタがいた。
ニワトリは「さあ、レストランでもやろうよ」と言った。
ブタはよく考えてから「レストランの名前は何にしようか」と言った。
ニワトリは答えた。「ハム・エッグさ」。
ブタは言った。「僕は止めておくよ。君は産むだけだけど、僕は切り刻まれるんだよ」

recompile.net

※ 原典は シュエイバー・ビードル共著の「アジャイルソフトウェア開発スクラム」?

原義からずれるかもしれないが、自分は「ブタとニワトリ」をこう解釈している。

ブタ・・・開発チームのメンバーであり、開発工数を使ってプロジェクトにコミットしている
ニワトリ・・・マネージャーやステークホルダーや部外者であり、プロジェクトに関わってはいるが開発はしない

あまり好きではない言い方だけど、一言で表現するなら「現場」と「マネージャー」だ。ちなみに自分は、ブタになることもあれば、ニワトリになることもある。

ニワトリはなるべく鳴いたほうが良い

まず大前提として、開発チームも、マネージャーもステークホルダーも部外者も、自由に意見が言えた方が良い

逆に、開発チーム以外が意見が意見を言えない状態というのは最悪で、

  • 問題に気づいた人が報告できない状態になってしまう
  • 新鮮な観点の意見を取り入れられなくなってしまう

なので意見は、多ければ多いほど良い。それが、チームでモノづくりする一つのメリットでもある。ただし、意見を適切に取り入れることのできる限りにおいて、という前提が必要だ。

ニワトリが鳴くデメリット

ニワトリが自由に鳴ける環境の方が健全だけど、ニワトリの鳴き声は開発チームへの悪影響がつきものだ。

  • 「偉い人」の報告の重要度がわからず、目の前の開発が止まる
  • 既に話した仕様を再度聞かれていたりして、ストレスが溜まる
  • 報告義務が発生する上に、専門家ではないから理解に時間がかかる
  • エンジニアとの共通言語がずれていて、コミュニケーションに時間がかかる
  • 「偉い人たち」の言ってることが違っていたりすると、もう大変

注意してほしいのは、これが善意かどうかにかかわらず起こる可能性がある、ということだ。

偉い人が要望をあれよこれよと善意で提案して、現場が右往左往している、といえば、失敗経験が思い浮かぶかもしれない。

ニワトリが自由に鳴けるチームが健全だけども、鳴き方に問題があると、悪い問題が発生するのだ。

適切なニワトリの鳴き方

では、どういう風に意見・要望を伝えたり、悪い報告をすれば良いのだろうか?

僕が気をつけていることは、4つある(できている、とは言えなくて、後悔することも多いのだけど、、、orz)。

1つめは、重要度/緊急度を適切に定義し、選択権を委ねることだ。これから提案しようとしていることは、目の前の開発を止めてまでやってもらうべきことだろうか? 開発スプリントに差し込むべきものだろうか? もしそうでないなら、「急ぎではないので、一段落したら対応検討してください」とか「とりあえずバックログの一番上に積んでおきました」とか「優先度を明日の朝会で調整させてください」とか、そういうコミュニケーションを取るようにしている。目の前の開発を止めなくていいですよ ということを表現するようにしている。コードレビューにおいても「今じゃなくて良いんですが、今後こうしたいですねー」とか言ったりする。

2つめは、なるべく正確に表現することだ。特にバグレポートに顕著で、「再現方法」「生じた事象」「推測される要因」などを、誰が読んでも誤解なく読み取れるように書くようにしている(参考)。「誰が読んでも誤解なく」というのは、例えば、「アプリが動かない」ではなく「フリーズして操作できなくなる」というふうに、曖昧でない日本語を使ってあげることだ。

3つめは、ポジティブに取れる表現をして、決定権を委ねる(特にこれができてない、反省)。「◯◯かもしれないですね(これを前職で「かもトーク」と呼んでいた)」とか「◯◯も良いと思います」とか「◯◯と思ったんですが、どうでしょうか?」とか。自分の発言が正しく、相手に説明すれば理解してくれるという性善説に立てば、決定権は相手に委ねることができるはず。(意見が割れるときは、投票というテクニックを使います)

4つめは、聞く前に検索する。最近のチーム開発だったら、Slackとか使って、Qiita:team的なナレッジベースがあって、Github Issueベースで仕様が固まっていったりするので、検索すれば出てくることも多い。「検索してみたんですけど見つからなくて」とか言えば「ああ調べてくれたんだな」とポジティブに構えてくれる。むしろ、検索して出てこないのであれば、仕様がちゃんとドキュメントとして残っていないということなので、「ドキュメントをより良くしましょう」という改善のためのコミュニケーションができる。

ニワトリが鳴いてもいいとき

また別の観点として、「偉い人」や部外者が自由に発言しても良いとき、というのがある。

1つは、「良いこと」を言うときだ。これは、無条件に、良い。「ここの動きが良いですね」「速いですね」「きれいですね」「新しい機能気に入りました」「あざーす」など。そういう「褒め」はエンジニアのテンションが上がるので、言えるなら言えるだけ言ったほうが良い。特に、エンジニアが気を利かせて何かをやってくれたときというのは、本当に感謝すべきだなと感じている(言ったことを3倍にしてやってくれる人って、重宝ですよね)。

もう1つは、「長期的なビジョン」を言うときだ。(言い方に気をつける必要があるが)「一年後にはこうなってたいねー」とか「このプロダクトはこういう目的があってね」とか。「長期的なビジョン」を知りたいという開発メンバーは、マネージャーが思ってる以上に多い。単純にわくわくするので。そして、ビジョンを適切に伝えていれば、開発メンバーが「そんなこともあろうかと」と気を利かせた作りにしてくれることもある。

鳴く以外の、ニワトリの表現方法

偉い人と開発メンバーのコミュニケーションは、何も発言するだけではない。

ずばり、MTGに(勝手に)参加することだ。朝会にいれば、空気感もわかるし、「偉い人への報告」みたいなもの省ける。

ただし、MTGに参加しても基本的には発言しないのが重要だと思う。MTGというのは参加者が増えれば増えるほど、質が落ちるからだ。MTGは、ブタのための時間である。

もし気になることがあれば、後でチャットとかで「朝会で気になったのですが、◯◯って☓☓ですか?」みたいな非同期コミュニケーションで解決できる。

まとめ

最近考えていたことを、つらつらと書いてみた。

  • 「偉い人」や部外者が意見できる環境が健全だが、悪影響がある可能性がある。より良く伝えるためのテクニックがある。
  • 「良いこと」と「長期的なビジョン」であれば積極的に伝えたほうが良い
  • 「偉い人」や部外者もMTGに参加できる方が健全。ただし、その場では発言しない方が良い。