Terraformは、インフラ管理をコードで管理するためのツールです。具体的にJXでは、AWSのインフラを管理するのに使っています。「インフラを管理する」というのは、今までだったらAWSのWeb管理画面(コンソール)やらAWS CLIでやっていたような作業を、ソースコード(以下、Terraform設定ファイル)で管理できるようになります。
さて、そんなTerraform設定ファイルの編集ですが、正直に言ってかなり時間がかかります。具体的には、AWSとかのリソース名とか覚えていられないし、変数とかも覚えていられないし、リソースに必須なプロパティとか覚えていられないわけです。それをいちいち調べるのがとても時間かかります。
自分なりにいろいろ試してみて、生産性があがったツールを2つ紹介します。
1. IntelliJ(無料)
ひとつ目は、IDEのIntelliJ IDEAです。ScalaとかJavaとかを扱うあれです。PyCharmでも構いません。コミュニティエディション(無料)でも使えます。
IDEで編集すると聞くと大仰に感じるかもしれませんが、HCL Language Supportのプラグインが死ぬほど使いやすいです。
とにかく補完が効きます。事前定義済みのAWSのリソース名はもちろんのこと、自分で定義したリソース名や変数名なども補完が効きます。さらに、必須のプロパティが設定されてないと、黄色くなって教えてくれます(Option+Enterで、必須プロパティを全部入力してくれます)。
例)必須プロパティの補完
Option + Enterを押すと、、、
例)リソース名の補完
2. Dash (有料; $24.99)
ふたつ目は、ドキュメント検索ツールのDashです。有料ですが、使い勝手の悪さをガマンすれば無料で使えるはずです。
Dashは、各種言語などの(公式)ドキュメントを検索することができます。なので、リソースのプロパティの細かい仕様を知らなくても、すぐに調べられるわけですね。
しかも、ローカルにキャッシュしてくれるので、とても速いです。わからなくて、ググッて、ネットワークの接続待って、公式ページに辿り着いて、ネットワークの接続待って、、、ってしなくて良いので、かなり効率が上がります。
例)検索
公式ドキュメントが表示されます
まとめ
以上、2ツールを紹介しました。他に便利なものがあったら教えて下さい。